いつも、がけっぷち

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昨日、Nスぺ「空白の初期被曝」に関連して第2弾。

私は3月12日に福島第一原発を上空から2度に渡り撮影している。
左が海側から撮ったもの。撮影時間は午後12時28分、公式発表によると一号機のベントが始まったのは午前10時17分、つまりすでにベントは始まっているはず。しかしその様子は肉眼では全くわからない。

実際のところベント作業は難航し、緊急調達した空気圧縮機を使って実施。着手から5時間半後の午後2時半に蒸気排出を確認、格納容器圧力が低下したことが後に分かっている。



ventIMG_0123_1.jpg





下の写真は14時39分、排出された大量の白い水蒸気が北側に流れて行ってるのが見える。今度はベントと呼ぶには、大規模過ぎる気もする。
実際のところ空間放射線量が最大値だった双葉町上羽鳥の毎時1590マイクロシーベルトは、1号機が水素爆発する直前の12日午後3時に測定された。つまり、北側から飛んでいた私は、その汚染された大気の周辺を飛んでいたことになる。



ventIMG_0204_2.jpg


一号機は周知のように、下の写真を撮影した57分後、水素爆発を起こす。この後、空間線量は一気に落ちた。
爆発後、本格的に避難が始まったことを考えれば、この時のベントで放出された大量の放射能について、精査することが必要だ。

なお、私自身の被曝については、14日に郡山でスクリーニングした際、放射能はほとんど検出されなかったので、17日の数値は、あきらかに15日の東北道で浴びた放射能のせいであることは間違いない。

以下、福島第一原発事故タイムライン
http://agora.ex.nii.ac.jp/earthquake/201103-eastjapan/radiation/timeline/documentary.html


福島民報2012年9月22日記事
「福島県が20日公表した東日本大震災直後のモニタリング結果では、水素爆発を起こした東京電力福島第一原発の北側で昨年3月12日に、南側で15日に空間放射線量のピークを迎えていることが分かった。県は第一原発の水素爆発やベント作業、当時の風向きが影響したとみている。
 空間放射線量が最大値だった双葉町上羽鳥の毎時1590マイクロシーベルトは、1号機が水素爆発する直前の12日午後3時に測定された。1号機では同日午前に原子炉の圧力を下げるためにベント作業が行われ、午後3時36分に水素爆発が起きた。県は「爆発前からベント作業などで放射性物質が漏れていたと考えられ、風向きが影響した可能性がある」としている。
 上羽鳥では13日午前零時に毎時100マイクロシーベルトを割り込んだ。一方、第一原発南側の富岡町夜の森では15日午前2時に毎時186マイクロシーベルトを記録した。各測定地点の空間放射線量は全体として、第一原発の北側で12日に上昇し、南側では15日ごろまで大きな変動がない。県は「当時の風向きなどと整合性がある」と分析している。
 昨年1月6日から90日間の積算線量では、原発敷地の境界を除いて大熊町夫沢中央台の150.62ミリシーベルトが最大だった。降下物の核種分析では大熊町大野で、1カ月間で一平方キロ当たり560万メガベクレル(メガは100万倍)のセシウム137が検出された。
 県は原発周辺の25カ所のモニタリングポストについて、震災で通信回線の断線や電源喪失、津波による流出があったため、データの回収を進めていた。
 今後、さらにデータを精査し、当時の事故や避難の状況と照らし合わせる作業を行う」
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ライフワーク、大自然と人間の共生をテーマに二つの目線から撮影を続ける。
1、地球46億年の歴史を、空から撮る。
2、祈りを通して、人間の内面世界を露わにする。

これまで講談社出版文化賞、日本写真協会作家賞,同新人賞他、受賞多数。
 Life, Paris Match, Geo、National Geographic など海外のメディアでもフォトストーリィを発表
著書に「祈りの大地」(岩波書店)「伊勢神宮 式年遷宮と祈り」(集英社)「 鯨人(くじらびと)」集英社新書 
写真集 「The Days After 東日本大震災の記憶」飛鳥新社「伊勢神宮、遷宮とその秘儀」 朝日新聞社
 「海人」新潮社
フォトエッセイに 「時の海・人の大地」 魁星出版、「フリスビー犬、被災地を行く」飛鳥新社がある。

東京都町田市在住 大分県出身
日本写真家協会会員

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